久しぶりにでてきたよ、このカテゴリ
と言うことで、川田まみのSEEDを聞いてみましたとさ。
まずここに前提として、一回聞いたところでなかなか聞き慣れることは難しいと言うことをご理解頂きますように。
それでも、Istインプレッションというのは曲選びの大切な基準でもあると考えてます。
あと、歌詞については全く言及しません。
まず、印象が悪かった曲。
トラック4,5,9,10は印象が悪かったです。
トラック4は、アルバムのタイトル曲。これまたI'veでは多いパターンの、古ーい感じのスローテンポ。
とくに川田まみ楽曲では聞いたことある感がなかなか大きめ。こういった印象を与えるのは、コーラスラインが既存のものとほとんど変わらないからだと思います。それに、曲全体を見たところでも、音以外に「これがI've」という主張が見られないこと。スローテンポは要再考だと思いますよ。
トラック5は、オーソドックスな構成の楽曲。
あー、もしかしたらI'veらしさというのはまず考えない方が良いのかな?という風になってきました。
脱力という言葉がよく似合う曲です。肩肘も張らないし、なんだかピンぼけ気味。
トラック6はこれまたI'veらしい。
どうやって聞けば良いんでしょう。もはやわかりません。劣化ELTみたいな曲です。それ以外に言いようがない。
トラック9、esとか、その辺のミスチルの劣化版みたいな感じ。要するに古くて聞いても耳にうるさい。
トラック10。ピアノの使い方にそろそろ工夫が欲しいところ。Cを基準にピアノ構成をしてくれればなあ・・・。あまりにも退屈で飛ばしました。微妙なフランス映画みたい。
好印象の曲。
トラック8。I'veとは少し離れたような曲。
しょーもないギターソロも愛嬌として受け取ることができました。
ボイスエフェクトのかけ方が良かったように感じます。後半、あれこれいじりまくるのはやめて欲しかったですし、エフェクトをかけまくったギターも、なくても良いくらいの勢いだった気がしますが。・・・なんだか相対評価みたい。
トラック11。ちょっと笑えてきたりもするんですが、まあ、良いんじゃないかなと。
それ以上のコメントを求められると辛いですが。そして飽きやすいかもしれません。
トラック12。もう少しピアノの音を低くして、楽器ごとに主張を持たせて、テンポをゆっくりにすればもっと印象は良かったかも。
メロディーとリズムが残っていれば大改変ではないと思っているので、これくらいの変更はリミックスに入りません(笑
全体的にいつもの・・・感はぬぐえませんでした。
まだ変わらないI'veを求める人が多いんでしょうかね。
きーおはどれだけ好きでも飽きるのですが、変えなくて良い保守と、変わらない保守の差くらいは付けられるつもりです。根拠ないですけど。
今回特に思ったことは、楽器のチョイスの悪さ。
使用目的に合わないシンセの使い方をしまくってる感じです。
特に、シンセはストリングスというくくりの音には演出効果があって使いやすいんですが、弦楽器のソロには恐ろしく弱いんです。弦楽器のソロはサンプラーを使うのが一般的で、お金があるところは、演奏者を雇った方が味付けの手間がかからなくて良いと言われます。正直、きーおが持ってる安いシンセと同じグレードの音が、捻りなしに聞こえてくるのはがっかりしました。
得意楽器の得意音域くらいの把握は、プロである以上把握して頂きたいですね。
そろそろI'veを離れそうです…。