福知山線事故考察二日目

やはり出ていた速度は110キロ程でしょうね。直前の通過駅を110キロで通過したようで、そこからさらに加速するようなことはしないでしょう。
都市部の踏み切りが沢山ある区間は90キロ程という仮説は間違っていなかったみたいですね。
ですから昨日の予想速度を体感できるほどのスピード、普段より15〜20キロは速かったのではないかと書いたのです。 いくつかの証言で、「間違いない」とまで衝突の詳細な記憶を語ってくれた方がいたのと、周辺住民の方々の「キキーッ!ドーン!だった」の多数の証言から、「衝突の前にものすごい勢いでブレーキがかかった」という事になり、そこから察するに、カーブに110からの惰性速度で進入したときに横Gがかなりかかり、これは危険だと感じた運転手が緊急ブレーキを作動、フランジとレールの摩擦が異常なものになり、車輪が浮き上がる方向に作用、脱線したのではと考えられます。
これは異常摩擦ということでは日比谷線事故と同じ現象が車輪とレールの間に起こってしまったことになります。
ちなみに置き石は直接原因ではないでしょう。
常用フルノッチブレーキの際に摩擦材の役目を果たしてしまったかどうかは不明です。
また何度も言うようですが、スピード超過での脱線と言うケースではありません。
スピード超過での脱線の場合、カーブの入り口付近ですでに転覆脱線しているはずだからです。
そうでないとしたら、片輪走行で走ってから転覆せずに脱線という、列車事故ではまず有り得ない現象が起きたことになります。
まあまず無いことでしょう。
さらなる情報があれば、また書き込みます。