っつーわけで聞きました

 妖精帝國さんの鮮血の誓い聞きました。
 いやあ、何というか、懐かしさという感情がこみ上げてきました。
 まだまだ若いですね。IIDXのサントラを聞いたときのような印象です。
 打ち込みに関しても割り切りが薄いですし。
 このCDに限って言うと、ゴシックの雰囲気というのとは全然違うところです。コードの不安定感とか、聞こえ音の雰囲気作りとか。だからってシンフォニックかというと、そういうにはあまりに失礼です。ジャンルに。
 これだと聖飢魔Ⅱを聞いていた方が良いかなぁ。女性ボーカルならナイトウィッシュとか。
 音作りからすると、たぶんビジュアル系バンドの音楽が好きなんでしょうね。
 ハードロックという観点から見ても、聴いてきた音楽が手に取るようにわかるのに、理解が足りない感じです。
 安っぽいゲームサウンド的っていうか、出だしの同人バンドみたい。



 正直に言うと歌声がごっつ気に入らないのですが、ウィスパーボイスもあまりうまくないですし、これが特徴と言われてしまうと仕方ないんですが、歌い方もきーおの耳には慣れません。曲も含めて、雰囲気作りは見事に失敗しているとしか思えなくて。
 聞き慣れることができそう、無理そうというのは、何度も聞いて判断しますが、6回ほど聞いても慣れませんでした。
 今後の成長に期待と言えるかどうかもわかりませんが、ライブ映えはしそうなんですよね。舞台上の雰囲気作りは割と上手という情報もありますから。
 まあ、まだ若すぎるんですよね。きっと。
 ALIが好きな人で、ジャンル好きじゃない人にとっては、まだまだ天と地ほどの差があるように聞こえると思います。
 これでポストALIというには早過ぎますし、体力的にもブームに弱い世界観に見えます。
 でもまあ、世間というのはそう感じてしまうんでしょうかね。



 ということで、きーおの主観はとても否定的です。だって、あまりにも普通の音楽なんだもん。
 音楽を論理的に捉えてしまう人には、なかなか理解が難しいと思います。